イタリアのピッツァ・アメリカのピザ
最近はナポリピッツァも浸透してきて、10年前に日本でナポリピッツァが食べたくてもなかなかすぐに食べることが出来ない!今日食べたいのに、スケジュール帳とにらめっこして、「あー、来週は予定ありだから、再来週かー」なんてことがなくなって、とってもうれしい。とってもうれしいことなのですが、まだまだ「トッピングは照り焼きチキンある?」とおっしゃる方も当然いて、宅配ピザの偉大さ?!には改めて感心します。
だって、いろんなピザの写真満載の宅配ピザのチラシを見たことがない人はいないですよね。
もう知れ渡ってきた話なのですがここで改めて、
ナポリピッツァについて。
さて、イタリアのピッツァとアメリカのピザを食べくらべ。
イタリア人が移民しアメリカで広げ、アメリカナイズされたピザ。
どっしりしていて、結構重たい。それもそのはず。トッピングをいっぱいして、何でも乗せてくれる。そしてチーズは、一般的に、プロセスチーズ。家庭では、スーパーで売られているピザ用のミックスチーズなどを使ってトースターで焼いて食べることのある人は多いのでは。そして、お店で食べるときは、タバスコと粉チーズが必ずありましたよね。結構重いので、一枚をみんなで切り分けて食べる。ホームパーティーなんかには最適。
そしてイタリア人がまったく違うものだ!!と豪語するピッツァ。
表面がパリッとしているのに、中はもちもち。クラストが厚いパン生地でもなく、クリスピーでもない。それは、手で伸ばしているから。*1
空気をうまく中心より外側へ出して縁も出来ている。この縁もたまらない。ほのかに薪によって燻製された香りもする。そして、あっさりしていて、カロリーが低いから、当然一人一枚食べる。チーズは、フレッシュチーズの「モッツァレッラ」を使う。(イタリアにも2大ピッツァがあり、ナポリタイプ、ローマタイプなんて呼ばれているけれど、ここでは、ピッツァ発祥の地ナポリで食べられているナポリピッツァを基本とする。)
*1:時間をかけて熟成・発酵させて小麦粉のおいしさをきっちり出し、酵母が作ったおいしい香りとふくらみをつぶさないように手だけでやさしく伸ばすのです。
*S.T.G
ヨーロッパ連合(EU)が認定する地域特産品のカテゴリーにS.T.G(伝統的特産品保障限定)というものがあり、ナポリPizzaも認定されています。そして生地を伸ばす大きさや厚み使う材料や食べ方まで指定されているんです。「お店で食べること」や「直径は33cm以下」などと求められています。それは冷めないうちに食べられる大きさであり熱々で食べることがもっとも大事なことだから。このような伝統を重んじる姿勢がナポリPizzaの味を守ってきたんですね。
イタリア人式食べ方
まず店に入ると、一人一枚のピッツァをおのおのメニューより選び注文する。焼きあがったものが運ばれてくると、おしゃべりなイタリア人が、熱いうちに食べようと、早速ナイフを入れる。
ナポリピッツァでは基本はナイフ・フォークで、ステーキを食べるように一口ずつ切り分けながら食べる。しかし、若者など特に男性などは、切って手で運び食べる人もいる。自分のPizzaと友人のPizzaを交換する人もいる。庶民の食べ物なのだからお行儀やルールなど気にしなくてもいい。
特に絶対的な決まりはないが、必ずカットしていないピッツァが運ばれてくるので、ぜひ自分でカットしながら、イタリア流の食べ方にチャレンジして欲しい。そうすれば、なんとなくイタリアで食べている気になるかもしれない。
日本では、何種類もの料理を味わいたくみんなで取り分け、シェアする習慣があるのでそれもよしとしたい。なので、取り分けスタイルでお出しすることもしばしば。たまには、一人一枚を、熱いうちにがっつくのも悪くない。そして、一人で一枚平らげて、さっさと店を後にする。だらだらと長居する人はほとんどいない。(たまにはしゃべり込む紳士もいるが・・・)
ピッツェリアは、日本で言うラーメン屋の感覚に等しい。ラーメン屋に入って数人でラーメンひとつを分けて食べたら、怒られますよね。
実は、ピッツァなど、熱いうちに食べる方がいいもうひとつの理由。消化酵素によって食べ物は分解吸収されるのだが、温度が高い方が、分解が早い、つまり、消化がいいわけだ。
Pizzeria・Trattoria・Ristorante
ピッツアはどこで食べる?
イタリアは日本より飲食店が結構ちゃんと分かれている。専門店が多いのだ。食堂でピザがあったり、和洋中ありのダイニングや居酒屋はない。ちゃんとしたピッツァを食べるなら、Pizzeria(ピッツェリア)かRistorante&Pizzeria(リストランテ・ピッツェリア)。
いわゆるピッツァ専門店か高級レストランとピッツェリアを兼ねた店でも食べられる。ちなみに、このほかにはTrattoria(トラットリア)カジュアルなレストランがある。
ピッツェリアはイタリア大衆向けお気軽ピッツァ屋さんだ。ピッツァを食べることを目的にふらっと立ち寄る店である。ピッツァはカジュアルな食べ物で、ピッツェリアもカジュアルだ。しかし、若者だけかというと、そうではない。おばあちゃん、おじいちゃんまで、みーんな行く。
「当たり前さ。だって、家に450℃以上出る薪釜なんてないから、ナポリピッツァは食べたいときに食べに行くもんだよ。」
そういいながら席が空くのを今か今かと、三世代で待っている。
さらに、ピッツァは、イタリアの歴史・文化である。イタリア人の人生を全力で謳歌するラテン気質を五感で感じよう。そして、自らの人生を積極的に快楽的に楽しもう。
ナポリのピザ窯は、イタリアのほかの地域に比べて100℃は高いといわれています。高温で短時間で焼き上げるからおいしい!その時間はなんと1分ちょっと。ローマピッツァ5分・アメリカンピザ8〜10分。この違いはPizzaの違いです。だからナポリ製薪窯で焼きます。
(ナポリで釜を作ってもらい、運んできました。)
ご存知のとおり、生地に使用する材料は、小麦粉、水、酵母、塩の4つのみ。そしてもちろん味の決め手になるので、Pizzaの材料のトマトソース・オリーブオイルも含めてほとんどイタリアから取り寄せています。
カロリーが気になる方、ダイエット中の方へ!
ナポリPizzaは、実は地中海式ダイエットにも登場するぐらいヘルシーなんです。日本では、PizzaやPasta(スパゲッティーなど)は高カロリーというのが常識になっています。でもそれは、たらこにマヨネーズを入れたり、ピザ(混ぜものもある生地)のうえに、照り焼きチキンをのせたりイタリアのものとはまったく違う代物になったから。イタリアでは、ケチャップもナポリタンもありません!
カロリー計算してみると・・・一目瞭然!
ランチサイズのマリナーラPizzaで、368kcal,
Pizza Margherita(マルゲリータ)でも574kcal,
ボンゴレスパッゲティーで、585kcal。
ちなみにお菓子のとん○りコーンで478kcal
オムライス635kcal
マ○○のバーガーセット、ドリンクはミルクでも649kcal
フィレオフィッシュセットだと731kcal!
そして、コンビニ牛丼は、863kcal!!
普段外食されているものと比較してみてどうですか?
たとえば、バーガーセットを買って食べ、おやつにとん○りコーンこれで、1127kcal,コーラなんかを飲むと・・・1250kcalオーバーになります。
Pizzaマルゲリータ574kcalにサラダ・コーヒーセットしても、620kcalです。ダイエット食と言うのもうなずけます。そして、Pizzaは炭水化物、たんぱく質のバランスもいいんですよ。
参考までに・・・
30〜49才女性 基礎代謝量は1170kcal
一日のエネルギー所要量=基礎代謝量X生活活動強度(低い1.3〜高い1.9)なので、普通の生活をされている方であれば、一日で1800〜2000kalのエネルギー所要量となります。もちろんあわせて食べるものや食後のデザート、お菓子お飲み物などによってかなり変わりますので、組み合わせや、朝食・昼食・夕食トータルを考えられるといいです。






